苦難の年。資産運用を始めた2018年を振り返って。

苦難の年。資産運用を始めた2018年を振り返って。

2018年、そして平成も終わろうとしていますが、自分にとっては今年は資産運用元年でもありました。

そして特に12月最後の暴落を含め、2018年は非常に厳しい相場だったと言わざるを得ません。

 

これは僕もよく拝見してる、神経内科医ちゅり男さんのブログにも記載されています。

あくまで結果論ですが、2018年は何もせずに現金を握りしめておくのが正解という厳しい相場でした。

投資を始めようと考えていたけれども、なかなか決断できず始められなかったという方にとっては朗報です。

一方、2018年に投資デビューした方にとっては苦難の年だったと言えます。

ドルコスト平均法で積立投資であればせいぜい10%程度の損失かと思いますが、タイミング悪く一括投資してしまった方であれば20%程度の損失を抱えているはずです。

2018/12/30記事「2018年のアセットクラス毎の月別リターンを見ると現金ホールドが正解でした」より

 

ということで、年末でもありますので、資産運用を始めた今年を振り返ってみていきたいと思います。

 

自分が今やっている資産運用については以下の通り。

 

・ウェルスナビ(VTI、VEA、VWO、AGG、金、不動産のETFの世界分散投資)

・iDeco(ひふみなどのアクティブ型とアメリカ株、新興国株のインデックス型などのポートフォリオ)

・NISA(VTI、VYMのETFと日本の個別株数種類)

 

iDecoについては2017年から開始して積み立ててはいましたので、2018年から他のウェルスナビとNISAを含めて自分の年齢%を目安に運用を開始したことになります。

そしてウェルスナビについては現在約-50万円、iDecoは-15万円、NISAで-30万円ほどの結果となっており、トータル100万円近い損失となりました( ˘ω˘)

 

ぐぬぬ・・

 

むむむ・・

 

資産運用にまわしている金額は700万円くらいなので、計上すると-14%くらいでしょうか。なかなかな損失ですね・・

 

ウェルスナビやiDecoについては損失リスクについては十分理解の上、別にマイナスでも構わないやという気持ちで始めたところではあり、ウェルスナビの経過レポートのブログでも強がった記事を書いてはおりますが、投資初心者なので精神的なダメージは結構きております(TT)

 

NISAやウェルスナビを始めたのが今年の5月でしたから、あと半年ほど思い立つのが遅かったら・・!この100万円で高い買い物できたのに・・!みたいな気になります(TT)

とはいえ全て結果論。

 

さてここで今年1年のダウ平均と日経平均株価をみてみましょう。

 

綺麗に連動していますね。

結局アメリカの調子が悪いと日本の調子も悪くなり、逆もまた然りという感じみたいです。

アメリカ株と日本株の分散投資でリスクマネジメントというのはあまりアテにしないほうがいいんだな~と思ったり。

 

さて、2017年は株価が緩やかに上昇している相場でしたが、今年の2月頃に一度株価がガクッと下がりまして、その頃から景気に関する悲観的なニュースなども色々と目に入ってくるようになりました。

自分としても2018年の1月あたりにそろそろ資産運用を始めようかと思っていたところでしたので、このときは始めるタイミングを遅らせてよかった~と思っていた記憶があります。

 

そして下落が止まったことを確認してウェルスナビとNISAでのETF購入を始めたのは今年の5月あたりで、それから株価は多少の上下を繰り返しながらも上昇していき、10月頃に2018年1月と同等レベルまで株価は復活しています。

このときは一次的ですが+30万円ほどの利益は出ていました。

 

そしてそこから年末に入り一気に株価が下落します。日経平均株価も一時20000円を割り込み、1日の下げ幅ではリーマン級ともいわれる5%安という局面もありました。

ここで各資産も一気にマイナスになった感じですね。

しかも現在の状態がよくないのはアメリカや日本株だけでなく、世界同時株安が起きているということです。ウェルスナビはリスクを分散した世界分散投資ですが、ポートフォリオをみると全株式が低下しています。中国などの新興国株も欧州もものすごく不調です。

 

この最近の下落の要因として、ネットニュースをググると

・米中貿易摩擦(今年聞き飽きた言葉)の懸念

・米国債金利の上昇

・アメリカで一部政府機関の閉鎖などの社会情勢の不安定さ

などが出てきます。こっちは経済に疎いのでふーんそう。じゃあ次はもっと下がるの?これから回復するの?とそこを知りたいわけですが、これも意見が別れていて(ネットニュースレベルですが)、今回の下落はリーマンショックのような明らかな要因があるわけでもなく、好調すぎたアメリカ株の調整の意味合いが強いので回復方面に向かうとする意見や、悲観的な投資家心理を反映して2019年は低調な動きになるだろう、などいろんな意見がでています。結局先のことなんて誰もわかんないですもんね。結果論で後付して色々記事にするのは簡単ですが。

 

 

さて、自分としては、

少なくともウェルスナビについてはこのまま年間100万ほどの追加投資を続けていこうと思っています。定期の積立ではなく資産が減ってる時に追加投資していく形で。

結局ドルコスト平均法で考えると調子悪い時も購入していくのが10年以上の経過でみた際に得策でしょうしね。。

ただこの下降相場だと10万円とか積み立てた金額がすぐ溶けていくような気分に陥り、これが投資心理の難しさだなぁというのも身にしみて感じております。

 

あとはキャッシュポジションをどうするかというところですが、これまで通り総資産の7割を預金に、残りの3割程度を投資にまわしていこうと思っています。最悪投資の資産が0になっても7割の現金があればダメージは少ないですからね。

株価が下っている今はチャンスなんじゃないかという気もするのですが、例えば日経平均の長期経過をみてみますと、

こんな感じで、ゼロ年代のITバブル崩壊後の低下や、2008年のリーマンショックの流れをみれば今回の暴落も大した低下じゃないような気がしてきます。

特に日経平均に関しては来年は消費税10%に増税というあからさまに景気が悪くなりそうなイベントもありますし、これから日経平均がどんどん下っていっても不思議じゃない感あります。。

株価が下がっていくときはさらに資産運用のポジションを増やしたほうがその後の上昇の際に恩恵が得られるような心理になりますが、今後の見通しがかなり不透明な現状ではこの資産の30%運用で続けていこうという感じですかね・・

 

ちなみに自分の同世代の医師で資産運用をやっている人は殆どいません。そして自分の損失の話をしていると、「やっぱり投資は怖いな~やってなくてよかった」とよく言われます。

まあ今年やらなくてよかったとうのは正しい意見でもありますが、最初も言いましたが全ては結果論です。いつ始めたらいいのかなんていうのも誰にもわかりませんし、荒波に飛び込んでいってよかったという思いもあります。

例えばニュースの最後のほうに出てくる日経平均株価の数値などもこれまでは全く興味がなく見向きもしませんでしたが、ある程度知識がつくとそういう景気や社会情勢に詳しくなりますし、そういった面も成長できたと思っています(でも資産が減るのは悔しい。ギギギ)。

 

ちなみに2018年の個別株での損失についての詳細や、2019年のNISA枠での株式投資についてどうするかは、また別記事で。

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