iDecoの利点と、始めて1年経った感想

iDecoの利点と、始めて1年経った感想

みなさまはiDeco、やっておられるでしょうか。

iDecoとは個人型確定拠出年金の略で、加入者が毎月設定した金額を積み立てていって、その金額を定期預金や投資信託と行った商品で運用する仕組みのことです。

このiDeco、税制優遇措置がとられており、給与所得から積立てた分だけ、全額の所得控除が認められています。すなわち課税所得から差し引かれるわけで、確実に払うべき税金が少なくなるんですね。

これまでは自営業者や企業年金のない会社員が対象でしたが、2017年1月より改正され、ほぼ全ての人が加入できるようになりました。

個人的には以下の利点から平均以上の収入があるなら絶対に加入するべき、と考えます。

唯一のデメリットはお金を60歳になるまで引き出すことができないという点ですね。これも後述します。

 

iDecoの利点

節税

冒頭に書いた通りです。

自分は現在業務形態がやや特殊なため、国民年金第1号被保険者となっており、iDecoには2017年春より月額MAXの68000円を積み立てています。独身かつそれなりの高所得ではありますので、昨年度はシミュレーションでは支払うべき税金が約20~30万円ほど浮いた計算になりました。これはやや特殊なケースかもしれませんが、例えば年収500-600万で月2万程積み立てたとしても、数万円は浮く計算になります。

 

老後資金

自分は現在31歳で、年金が全くもらえないとは思っていませんが、少子高齢化社会のため、年金は十分な金額はもらえないであろうことは十二分に予想されます。もちろん貯金や資産運用などで対応するべきなのですが、iDecoは確実にその負担を少し減らしてくれるでしょう。

毎月強制的に積み立てるというのも浪費癖のある人には貯蓄という意味ではアリだと思います。さすがに現在の節税のために今後の生活のお金を切り崩すようなことはあってはならず、日々の暮らしがカツカツな方にまでは勧められませんが・・

 

投資の練習

個人的にはこれが最も意味があった、と考えています。

iDecoの場合、毎月積み立てた金額をどのようい運用するか、自分で決められるんですね。税制控除と老後の年金の足しに、と考える人は定期預金で十分です。いわゆる元本確保型といわれる商品で、ほぼ増えませんが減ることはない(手数料は少量ずつひかれます)、まさにローリスク・ローリターン、安定感があります。

自分もまわりの職場の知り合いにiDecoを勧めましたが、多くの人は定期預金のみにしています。実際iDecoは2017年以降新規参入が非常に増えていますが、定期預金のみで運用する人は非常に多いようです。

野村総合研究所の行ったアンケート結果の報告では元本確保型のみで運用しているひとの割合が34%であったのに対し、元本変動型、すなわち投資信託のみで運用するひとは14%であったとのことです。非常に少ないですよね。

iDecoをしている知り合いにもなぜ変動型を運用しないのか、と聞くと「積み立てた金額より低くなっちゃったら何のためにやっているのかわからない、リスクは負いたくない」とだいたい同じ返しとなります。これはこれで正しい意見と思います。

ちなみに自分の場合も当初は同じ思考で、4ヶ月ほど定期預金にしていました。しかし、色々調べると現状で預けていた100万円が0になるような、そういったリスクというのはまずないということがわかってきました。その上でアセットアロケーションを考え、ある程度リスクを許容した上で、分散して商品を購入しました。2018年4月現時点のところ、丁度1年で816000円積み立てて、資産残高は859,455円となっています。+45000円弱で、そんなに増えてはいませんが、節税にもなっていますし文句はない結果です。

といいますかそんな数万円の利益よりも、iDecoを介して少額の投資や資産運用の経験が蓄積され、自分の資産の考え方に広がりが生まれたこと、それが一番の利益だったと思っています。

 

iDecoの欠点

大きく分けて2つと思います。

60歳まで引き出せない

これ、iDecoを始める人にとって最もストッパーになっているんじゃないかと思います。たとえ今後お金で困ってしまってもこの預けているお金は引き出せない、というのは自分も当初かなり気になりました。それ以上に引き出せないところに自分のお金がいくのって、なんか心理的に嫌なんですよね。

デメリットなのは事実で、例えば年間20万円つみたてて数万円の節税をはかるとしても、この差額の分現在の生活が苦しくなることが予想されるのならばするべきではないと思います。逆に言うと、月間1-2万円(~6万円)程度であれば十分捻出できる、という方ならば絶対にしたほうがよいです。

ついでにもう一つ、人生なにがあるかわからないし、60歳までに死ぬかもしれないしな~、という考えも多少は頭をよぎってくるんですよね。とはいえ、iDeCo加入者が死亡した場合は、遺族にiDeCo口座内の資産すべてが死亡一時金として支給されますので、損をするわけではないのでそこまで心配しなくてもよいんじゃないかと思います。

 

元本割れのリスク

これもよく言われていますが、いわゆる積み立てた金額より受け取る金額が大きく少なくなってしまう可能性ですね。ただ元本確保型商品にすれば元本割れは絶対にしませんし、仮に運用してマイナスになったとしても、ある程度考えて運用すれば節税金額以上のマイナスを毎年ただき出すことのほうが難しいというのも事実です。よって殆ど心配しなくていいんじゃないかなぁ、というのが現在の考えです。

ちなみに証券会社や投資信託の会社が今後万一倒産したとしても、複数機関が絡んでいるシステムなので、預けていたお金がなくなるということは基本的にはないと考えて大丈夫です。

 

おわりに

元本確保型か変動型か、どちらを選ぶべきかというのに正解はないと思います。個人の考え方次第です。

しかし個人的にはこれまで投資をしたことがない方は積立金額が少額のうちに、一旦投資信託を試してみて、合わないと思ったら定期預金に切り替える、というのがいいのではないかと思います。

またこの税制優遇制度について確実に言えることは、若い年齢から始めることが一番得をするということです。時間を味方にできますので。まだ初めてない方はぜひとも始めるべきでしょう。

 

具体的なiDecoで買う商品などの考え方についてはこちらの記事をどうぞ

 

iDecoを初めて1年間経過した現在の私のポートフォリオや運用成績についてはこちら