NISAを始めて、米国ETFを買った話。②

NISAを始めて、米国ETFを買った話。②

こちらの記事の続きになります。

NISAを始めて、ETFを買った話。

SBI証券でNISAに口座を作り、銀行口座から120万円を振り込んどいたものの何を買うべきかわからず、色々調べた結果海外ETFを購入すると決意した、というのが前回までの内容になります。

指数連動型ETF

このETF、実は東京証券取引所に上場しているだけでも200銘柄以上あります。

米国の上場しているのも数千以上存在しているというのも驚きです。

色々と種類はありますが、自分のような初心者が購入すべきは、ベーシックな株式型、指数連動型のETFでしょう。

指数連動型という言葉も最初はピンとこなかったのですが、まずアメリカの株価の指標として有名なのは。「NYダウ」「S&P500」があります。

 

NYダウ・・アメリカ市場に上場している代表的30銘柄を中心とした指標です。Apple,Microsoft,VISAなど誰もが知っている銘柄が並びます。世界経済の動向を語るうえでも外せない指標です。

S&P500・・アメリカの代表的500銘柄を選定し、その株価から算出される指標です。30銘柄のNYダウよりアメリカの平均株価を反映していると言えます。

 

この2つはいずれも長期的な視野でみれば上昇傾向にあり、アメリカ経済の成長性を物語っています。

 

指数連動型というのは、こういった指標に沿った運用がなされるもので、指標をみておけば大体のそのETFの株価が予測できるというわけですね。そして過去を振り返ってみればアメリカの指標というのは短期的な下落はあっても(リーマンショック)、長期的にみれば必ず回復し、上昇傾向にあります。ということで非常に安心感があるわけです。

 

そして投資信託にしろETFにせよ、プロに運用をまかせる以上は信託報酬(コスト)を払わねばなりません。いちいち何を買うか考えなくてもいい反面、これが結構バカにならないんですね。

ETFの場合総じてコストが投資信託より安くなります(上場で販売会社手数料がかからないため)。

そんななかでも、世界最大級の資産運用会社である「バンガード・グループ」が運用するETFは信託報酬が特に低いことで有名です。

ということで、私はバンガード・グループが運用する指数連動型のETFを購入することに決めました。具体的にはVTIとVYMを購入したのですが、以下に概要を書きます。

 

VTI

ヴァンガード・トータル・ストックマーケットETFといいます。

よく言われるのが「米国経済にまるごと投資をする」と言われるETFで、投資している企業のTOPはApple、Alphabet、Microsoft, Amazon, Facebookといった超有名企業達で、大型~小型株までバランスよカバーしています。

ベンチマークとするのはCRSP USトータル・マーケット・インデックスです。これはNYダウやS&P500と違い、米国株式市場に上場する大・中・小型株式、約4,000銘柄から構成される時価総額加重平均型の株価指数です。米国株式時価総額の約100%をカバーするといわれており、分散性が高いことが特徴です。

経費は0.04%という圧倒的な低コストであり、また5年リターンは13%、配当利回りは1.6%という素晴らしい内容で(2018年5月現在)、多くの本やサイトでも取り上げられており、最も人気なETFの一つとも言えます。利益を期待できるという点に加え、大崩れするリスクが非常に低いという点がオススメされる理由と思います。

 

VYM

バンガード米国高配当株式ETFといいます。

これもコストが安いバンガード・グループのETFで、VYMは配当水準の高い米国株で構成されています。経費も0.08%と低いですが配当利回りは2.97%(2018年5月現在)となっています。構成銘柄上位はMicrosoft, Johnson & Johnsonを始め、大企業、金融系が多くなっています。その分不景気の際には株価が下がりやすいかもしれません。ただ配当もよいので、保持しておくには良い銘柄と思いました。

 

上記2つを購入したわけですがS&P500に連動するバンガードのVOOなんかも候補には上がってきます。ただこのあたりはどれが良い悪いというほどのこともないのかな?という印象です。

 

ということで、4月末の時点でとりあえずそれぞれを25万円ほどずつ購入しました。もちろん為替でドル建てにしてからということです。

 

さてリスクの分散という意味では、もうひとつ時間的分散という言葉がよく出てきます。要は株価の上がり下がりのリスクについては一定のタイミングで定期的に購入することによってそのリスクを軽減することができるというものです。いわゆるドルコスト平均法ですね。

NISAは買い付けの手数料がかからないため、ETFのデメリットである手数料を帳消しできます。そのためこの時間的分散にも非常に相性がよいんですよね。ということで、数ヶ月の経緯で株価の推移を見ながら、この2つのETFを追加で購入していきたいと考えています。

資産運用カテゴリの最新記事