今回はウェルスナビの運用成績についての記事になります。
ウェルスナビについてはちょくちょくCMでも見ますし、最近は預かり資産が1100億円を超えたということでも記事になっていました。
さてそんなウェルスナビのメリットとしては初心者でもほったらかしで運用できる、という点があり、デメリットとしては年1%というロボアドの相場としては高い手数料です。
とりあえず投資初心者の自分としては、Vanguard社のETFがメインということと、全世界投資で長期的に見ればリターンが得られる可能性が高いということ、手数料1%の分は分配金が上回るであろうことから、半年前の2018年5月に初期投資として400万円を振り込みました。
そちらについての記事はこちら
コンテンツ
運用成績
さて、今回は半年の運用成績について公開していきたいと思います。
いきなり結果からですが、このようになっております。
じゃじゃーん(*_*)
ということで、大きくマイナスとなっています!
400万円からの初期投資で、以降5万~10万円を評価額が落ち込んだタイミングで定期ではなく積み立て、現在は440万円となっています。
日本円でマイナス6.95%、ドルでマイナス8.47%の落ち込みとなっていますね。
日本円の損失がドルよりも少ないのは、購入したときに比べて円安に傾いた(1$=110円から113円くらい)ことが影響しています。
ちなみに見てもらった通りで、購入したときから概ねずっとマイナスです。笑
今年の9月末から10月頭にかけて一時的に数万円のプラスがでた次期がありましたが、大体9割の期間でマイナスで推移しています。
ポートフォリオ
続いてポートフォリオです。
こんな感じです。
ウェルスナビはこの6項目に投資をしていますが、VTI、つまり米国株については10月くらいまでは概ねプラスでVEAなどのマイナス分をしっかりカバーしてくれてました。しかしここにきて、Amazon、Appleなどの成績がそれほど振るわず、アメリカ経済を引っ張る銘柄の株価が低下したことと、米中貿易摩擦の影響もあり現在はVTIもマイナスになっています。
同じく新興国株は中国株の影響も強いですが、こちらも米中貿易摩擦の影響で落ち込んでいます。
そしてVEA。これは日本や欧州やそれ以外の地域も含むETFですが、購入したあたりから急落し、一番ポートフォリオのなかで足を引っ張っています。この理由がなんなのかはよくわからないのですが・・(社会情勢にそこまで詳しくない)
2018年は総括すると世界同時株安の次期で、2017年のような多くの投資家が得をした時期とは真逆で、殆どどの国の株価も低下したという年らしいですね。
もともとウェルスナビの利点は全世界投資にあり、そこをロボットをつかって調整していってくれるのですが、世界同時株安ではこのポートフォリオではカバーは難しいということがわかります。
対して株価と逆の動きをすることが多い米国債はプラスとなっており、REIT(不動産関連)もプラスとなっています。
ここらへんは株価と違う動きをすることがよくわかりますが、個人的には金もマイナスになっているのが納得いかない・・(^_^;)
世界の景気が悪くなったときに価値が上がるのが金というリスクヘッジのはずの構成のはずなのにマイナスって・・と思っとります笑
ウェルスナビの分配金と手数料
分配金と手数料は一例を挙げるとこのようになっています。
自分程度の投資金額だと、手数料1%で月に約3700円ということになります。
対して分配金は、AGG(米国債権)は月ごとに約350円、他のVTI、VEA、VWOは3ヶ月に1回、合計15000円くらいになります。
差し引きでいうと3ヶ月で5000円ほどが分配金としてプラスになるので、年間20000円程度は分配金で利益が出る計算になります。
まあ手数料が1%、およそ年間4万数千円払っているわけですから、分配金の利益の多くは手数料として取られてしまうことにはなりますね。
預かり資産の増加によって手数料下げたりしてくれないかな~と期待したいところです。これが0.5%になるだけでもだいぶ変わるんですが・・
ウェルスナビのリバランスシステム
さて、ウェルスナビの特徴の一つであるリバランスについては
このように、一度だけ発動されていました笑
相対的に割安となったVTIなどをこのタイミングで購入してくれてますが、400万円以上の資産の中での1万円くらいの微調整なので、たいした効果はなさそうです。
指定したポートフォリオから離れていくのを防ぐための調整だと思うので、ここらへんはロボアドって感じがします。
預けている資産が減って思うこと
現在ニュースでは、中国のファーウェイの副会長が逮捕事件もあり、今後の通信業界における中国製品の排除がアメリカのみならず日欧で進んできており、経済的な情勢は今後更に悪くなることが予想されます。
とはいえやはり過去の記録からも株価が下がり続けること、上がり続けることはないということはわかりますし、やはり10年レベルのスパンでみれば上昇する可能性が高いと考えて始めたわけで、今後も変わらず「最悪ゼロになってもいいと思えるマックスの金額」というゾーンでの積み立てを続けていこうと思っています。
最初に一括で400万円投資したのは、全体的に上昇相場にあるかな~と思って一気に投資したのですが、結果投資した後の相場は下降したこともあり、分割で投資したほうが損は少なかったと考えられます。
ただこればっかりは後出しじゃんけんなので、そこまで深く考えずに経過をみていきたいと思うところ。
とりあえず現在は始めてから一番資産が低下している時期ですので、追加で10万円ほど投資しようかと考えているところです。