NISAを始めて、米国ETFを買った話。

NISAを始めて、米国ETFを買った話。

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まえがき

さて、皆様は資産運用はしておられるでしょうか。

自分は30歳になるまでは全て銀行に貯金しており、資産運用などは一切していませんでした。興味はあるものの株ってなに?円高ってなに?日経平均株価ってよくニュースの最後のほうで喋ってるけどどういう意味があるの?という感じです。

そんな自分ですが独身でもあり余剰資金もそれなりにある、ということでまずは節税について考えました。

節税で一般ピープルにできるもの、ということでGoogleで検索してみると

・ふるさと納税

・iDeco(個人型確定拠出年金)

の2つがまず出てくるわけです。

そしてまずふるさと納税を始めてみました。

なにこの神システム、同じ料の税金払うのにいっぱいお礼品もらえる!ということで感動したわけです。

そして次にiDecoの口座開設です(ここらへんの行動は早い)。iDecoについてはいずれ別記事にもしますが、毎月の積立で60歳まで引き出せない代わりに毎年の税金がかなり安くなるらしい、ということで、始めてみました。

ちなみにSBI証券を選びました。理由は手数料がもっともかからないという点に尽きます。

さてこのiDecoですが、毎年定額のお金を振り込んでおいて、そのお金を資産運用にまわせます。

最初は定期預金として預けていました。

いわゆるノーリスクノーリターンの運用です。ただ毎回微妙に手数料が引かれるので、税金でお得になるとわかっていてもサイトを確認すると資産運用成績がマイナスになるんですね。これが気に食わなくて、少額ということも有り、運用成績のよい投資信託に預けてみることに決めました。

するとどうでしょう。当時2017年中頃、景気は米国、国内ともに上り調子の時期でしたので、毎年の金額がプラスになっていくんですね。その様子をニヤニヤしながら毎日サイトを眺めたりしていました。

ここでのプレ投資というか、投資信託とはどういうものかというのを実感として学べたということが投資初心者にとってのiDecoのメリットでもあると個人的に思うのですが、そういうこともあり、次に銀行などでもよく目にするNISAというのがどういうものかというのが気になってくるわけです。

NISAとは

NISA(ニーサ)とはNIPPON Individual Savings Accountの略語で、少額投資非課税制度の愛称です。

この制度が適応される口座を作っておくと、年間120万円を限度にそこからの譲渡所得と配当所得が制度にしたがって非課税になるんですね。要は年間120万円までで買った株や投資信託の利益は全部非課税になるということです。

例えば120万円で買った株が1000万円の利益を得たとして、その儲けの分は普通は税金がかかりますが、NISA口座の場合は免除になるんですね。実際そんなことはほぼないですが。

それに120万円って大金のようですが、投資で利益を得ようとするときにはかなりの少額ですので、投資初心者でも親しみやすい制度なわけですね。

ちなみにNISAが適応される期間は5年間です。すなわち非課税で運用できるのはトータル600万円ということになります。

また2018年よりつみたてNISAという制度も始まりました。これは年間MAX40万円を20年間投資できる、より長期を見据えた投資になります。

NISAとつみたてNISAは片方しか出来ませんが、今後政府は現行のNISAを廃止しつみたてNISAへ一本化をはかる方針みたいです。

このNISAとつみたてNISA、どちらが勧められるかというのも色々調べて考えたのですが、iDecoをしている以上はNISAのほうがオススメ、というのが自分の結論です。

 

NISAで運用する商品について

さてこのNISA、やってみようということでiDecoを行っているSBI証券で資料を取り寄せて、申込み後口座は作成されました。

そして銀行口座よりとりあえず120万円をSBIの口座に移動させました。これが2017年11月頃の話です。しかしここからが投資初心者にとってハードルが高いんですよね。

何を買ったらいいのかわからない

この一点につきます。国内株?海外株?はたまた投資信託?ETF? というかETFってよくオススメされているけど一体何?って感じです。

120万円ってそれなりに大金だし、失敗もできない。そうこうしているうちに本業が忙しくなり気づけば2018年4月になっていました。

このままじゃNISAデビューもできない、ヤバい、ということで何を買うべきか、について一度よく調べてみました。簡単に書きます。

・日本株

成長が期待できる株を買って120万円が10倍になれば1000万円近い儲けになる。これがNISAで非課税なら最高ですよね。日本なら色々社会情勢調べれば成長できる株もわかるかも、と最初考えたのですが、これはどうも初心者の浅慮のようで、どうも株とはそんなに甘いものではなさそうです。

そしてアベノミクス、好調な経済、などと言われていたものの2018年に入ってからはアメリカ株、日本株とも停滞傾向。株主優待なども興味あるけどそれ非課税になるNISAを使う必要ある?という話になりますし。少子高齢化の日本で経済成長が今後どれほど見込めるのか、という点も不安材料。ただ日本の会社の株ですので情報は得やすいですし、好調な会社や今後成長が見込める会社があるなら投資をしてもよいかもしれません。

・アメリカ株

AmazonとかAppleとか普段からよく利用するし、ここ5年間の株価をみても上がり調子。でも2018年にはいってなんかアメリカの株価も上下が激しくなって安定してない、それに自分も知ってる大企業って十分株価があがっちゃってるし今後まだ上がる見込みはあるの?今更買っても時期を逸してない?という感じで知識がない自分のようなものにはかなり購入しづらいんですよね。

さらに有名じゃない企業に至っては何しているところかよくわからない、ということで、結局何を買ったらいいのかわからない。勉強しろよという話ですが初心者はそこがハードルが高いんですよ・・

・新興国株

インドとかでしょうか。ネットで調べると上がるときは上がるけど不安定、損する可能性も十分にあるとのこと。大体の企業がどういったバックグラウンドをもっているかも全然わからないので、これも同じく、買いにくい。

・日本の投資信託

投資信託についてはiDecoで運用しているのでイメージはできていました。投資信託というのは要はプロに資産をまかせて運用してもらって、かわりに手数料払うということ。ただコストがそれなりにかかるとうのがどうしても気になる。あとiDecoでやっているので別のことがしたいという気持ちあり。

・海外ETF

ETFとはExchange Traded Fund (上場投資信託)のことで、投資信託と一緒でプロにまかせて運用してもらう形です。

ちょっと調べてもETFを勧めているサイトは数多く存在します。というかあまりネガティブなことを書かれていない。投資信託の違いについて調べると、ETFは株として上場されていること、コストが投資信託より安いこと、少額から始められること、株扱いなので値動きをリアルタイムで確認できることなどの違いがあるようです。特にコストが安いことと、今後も成長が見込める成熟したアメリカの株価全体の流れを反映する点が評価が高いようです。

逆にデメリットとしては、海外ETFは日本円→ドルへの為替で手数料が発生すること、配当に海外と日本のダブル課税をくらう、あと少額から始められるものの、細かく買うと手数料負けしてしまうので注意とのこと。

 

しかし、NISAと組み合わせた時、ETFのいくつかのデメリットはNISAのシステムで打ち消されることがわかりました。

すなわちETFでややこしい点の

・買い付け手数料が発生する(ちまちま買うと手数料負けする)
・配当金や売上に海外と日本で二重に税金がかかる(海外10%、国内20%)、控除申請が必要

という問題ですが、NISA口座での買い付けではまずこの手数料が無料(ちまちま複数銘柄を買うことが可能になる)になり、また配当金に日本での税金がかからないので控除申請が不要になります。

またアメリカという成熟し、今後も長期的な成長が期待できる(長期的な大暴落は想定しづらい)、かつある程度の配当があるという意味でも、

投資初心者が選ぶNISAでの投資先はアメリカのETFが最適解であると考えました。

ただあくまで投資初心者の話です。他に安定したETFなど資産を保有している投資の中~上級者はNISAの非課税を利用して、株価があがりそうな株に狙いをつけて購入したりするんでしょう、きっと。

ETFの種類や購入した銘柄については次の記事をご覧ください。

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