さて、6月上旬にかけて仕事でリスボンに行ってまいりました。
といっても滞在は数日で観光もあまりできずという強行軍ですが(^_^;)
リスボンへの旅路はJALと同じOne World系列のフィンエアーで、ヘルシンキ乗り換えです。
往路
関西国際空港→ヘルシンキ空港(フィンランド)→リスボン空港(ポルトガル)
復路
リスボン空港(ポルトガル)→ヘルシンキ空港(フィンランド)→関西国際空港
というフライトになりました。
前回2月にドイツに旅行に行った際には海外のツアーで航空券をとってもらいましたが、今回は自分でチケットを購入しました。国際線のチケットって色々種類があってわかりづらいんですよね。
JAL国際線には4クラスあり、
エコノミークラス Economy
プレミアムエコノミークラス Premium Economy
ビジネスクラス Business
ファーストクラス First
があり、この順に高くなっていきます
そして一般庶民がエコノミークラスで予約をしようとすると、Economy Saver, Standard, Flexといった複数の航空券の種類がでてきます。このクラスの全てで6種類あり、Special Saver→ Special→ Saver→ Standard→ Semi-Flex→ Flexの順に高くなっていきます。
このSaverなどの安いチケットというのは、国内線でいうところの先得のようなもので、チケットが安くなる代わりに予約変更や払い戻しが不可であったり手数料がかかったりするわけですね。
例えば10月の大阪発、ヘルシンキ経由のリスボン着でJALのサイトで検索すると、
こういった値段設定の航空券が購入できます。Economy Saverなら6万円ちょっとで購入できますが、Economy Flexなら33万円もかかります。この値段はかなりの差ですよね。ちなみに同一区間のビジネスクラスは50万円くらいになります。
値段差はかなりありますが、同一のクラス内ならチケットの値段が違おうと、受けられるサービスや座席のタイプは同じになります。このことからエコノミーなどの同一クラスなら安いチケットを購入するほうがよいのですが、ひとつだけ問題があり、Saverなど安いチケットだと獲得できるFOPも少なくなるんですね。ここらへんも国内線と一緒です。
大体フライトマイルの30~70%がFOPになりますが、海外の場合はフライトの距離が長いので削られるFOPの量もバカになりません。
ちなみに私がチケットを予約した際も値段は上の画像と同じく片道65000円程度になりました。Economy SaverでFOPは50%になりますので、
片道のFOP計算としては
関西国際空港→ヘルシンキ空港
フライトマイル5123×1/2+400(搭乗ボーナス)=2962FOP
ヘルシンキ空港→リスボン空港
フライトマイルは大体2100×1/2=1050FOP
となりますので、往復で(2962+1050)×2=8024ということで、約8000FOPとなります。
チケット代は13万円ほどかかっているので、FOP単価は16.25円です。
私のJGC獲得へのスタンスとしてはある程度お金はかかっても無駄なフライトはせずにFOPを貯める、ということになります。
ただ30万円ほど払ってEconomy Flexのチケットを購入すればこれの2倍のFOPがゲットできますが、数十万円の出費の割に獲得できるFOPも多くはなく(FOP単価で40円オーバー)、さすがにこれはお金がもったいないかな~と思いできませんでした。というか、基本的にヨーロッパなどへのフライトはFOPは効率は悪いです。
またFOP稼ぎを狙うなら本当は国内線乗り継ぎを挟んだほうがよいのですが(大阪→東京→ヘルシンキなど)、今回は出発便が朝早いという時間の関係や同行の上司の都合などもあり断念しました。
他にJAL便の場合はプレミアムエコノミーをSaverで予約するのがそこそこ値段はかかりますがFOPがマイルと同等に貯まる(100%)ので積極的に狙っていくべきでしょうね。
ということで関西国際空港からフィンエアーとの合同便で10時間かけてヘルシンキ空港へ。
朝出発ということで眠くもなく、読書や映画をみながら時間を潰します。
そしてヘルシンキ空港へ。ここでリスボン行きへの飛行機の待ち時間が4時間ほどあります。
JCBゴールドザ・プレミア獲得時に申請しておいたPriority Passを利用し、今回はラウンジで時間を潰すことに。
ヘルシンキのラウンジ。ビールやワインなども飲み放題。スープやパンなどの軽食もあります。ただ日中ということもありそこそこに混んでました。
このように基本海外の空港のラウンジはPriority Passか、JALのJGC、サファイア会員以上の資格があれば利用できます(プレミアムラウンジなどは利用できないところもあります)。国内線のようにクレジットカードを持っていても入場することはできないので注意です。
Priority Passの場合、カードを提示し利用人数を伝え、電子リーダー端末にサインをして入場します。
そして深夜にリスボンへ到着し、ホテルへチェックイン。やはり移動時間が疲れます。。
実質2日程度の滞在でしたが、仕事の合間にちょくちょくとスポットは巡ってみました。
ポルトガルはヨーロッパの最西端、大西洋に望む位置にあり、リスボンは大西洋に流れ込むテージョ川を望みます。
ポルトガルと言えばエッグタルト発祥の地。各所で売っていますし安くて美味しい!
この時期(5月末~6月上旬)はジャカランダのシーズンで、街中に咲き誇っていました。このジャカランダ、青紫の桜のような佇まいで、世界的にはメジャーですが日本ではあまり見る機会がなく、異世界感があってすごく新鮮でした。
街中に路面電車(トラム)が走っています。黄色いトラムが有名です。レトロなデザインが素敵。
ただ坂が多く迷路みたいな街並みでタクシーが無いとなかなか目的地にたどり着けません。
ということで仕事も無事に済ませ、リスボンの余韻にひたることなく、数日で帰路につきました。
ちなみに帰りの際には2時間程度余裕があったので、リスボン空港のラウンジにもPriority Passを利用してお邪魔しました。早朝ということもあり人も多くなく、また座席にゆとりがあってよいラウンジでした。
コーヒーや軽食があり、ジュースや水などのペットボトルなども持ち出し自由で揃っていました。
やはりラウンジで時間を潰せるというのは、長時間フライトや乗り継ぎの際にはかなりのアドバンテージだと改めて思いました。
そして帰りもヘルシンキ空港のラウンジで乗り継ぎの数時間を潰し、関西国際空港へ。
・格安のビジネスなどなければ、提携便の場合はFOP狙いといえどもEconomy Saverが妥当
・というかヨーロッパへのフライトはFOP効率は悪い
・海外ラウンジも居心地はよい
・Priority Passの威力は素晴らしい
・リスボンも楽しい
という旅程でした。
6月までの合計FOP
JALグループ便 9064 + 5924(大阪、ヘルシンキ往復) = 14988 FOP
その他の便 6032 + 2092(ヘルシンキ、リスボン往復) = 8124 FOP
合計 23387 FOP
ようやく50000FOPへの折り返し地点です(^_^;)